こんにちは、Takuyaです。 今年も各メーカーから様々なワイヤレスイヤホンが発売されていますが、その中でも人気の高いTechnicsのEAH-AZ80。
僕も購入して数ヶ月使ってみたので、今回はTechnics EAH-AZ80を実際に使ってみた感想、良かった点や悪かった点などについてレビューしていきたいと思います。
デザイン
EAH-AZ80は、全体的にマット加工が施されていてケース上部はまるで金属のような仕上げになっているため非常に高級感があり、それでいて基本的にプラスチック素材でつくられているため充電ケースが50g、イヤホン本体が片耳7gと軽くなっています。
イヤホン本体も比較的小さいサイズで耳へのフィット感も非常に高いです。
スペック
ここからはEAH-AZ80のスペックを機能面と音質面に分けてご紹介したいと思います。
機能面
まずはノイズキャンセリング性能についてですが、AirPods Proなどのイヤホンに比べると劣ってはしまいますが、それでもトップクラスのノイキャン性能を持っており、自動車が通過する音や電車の走行音などを綺麗に消してくれて、それでいて変な圧迫感などもありません。イヤーピースも複数サイズ用意されているためノイキャンが効きやすいイヤーピースを厳選しやすくもなっています。
外部音取り込みについては、やや何か機会を通してる感はありますが嫌な圧迫感などはなく、割と自然に周囲の音を取り込むことができます。
音質面
EAH-AZ80は、直径10mmのアルミ振動板を採用したドライバーが搭載されており、非常に解像度高く、低音はもちろん、高音も潰れることなくスッと抜けるように音を出してくれます。
ドライバーの後端にはアコースティックコントロールチャンバーという独自開発の音響構造で専用の空間を開けることで空気の流れを精密に制御し、非常に広がりのある音を表現してくれています。
実際に使ってみた感想
ここからは、僕が実際に数ヶ月間EAH-AZ80を使ってみて思った、良かった点と悪かった点について書いていきたいと思います。
良かった点
良かったと思った点は全部で5個あります。
高級感のあるデザイン
開封してすぐ驚いたのが、その高級感の高さです。
基本的にプラスチック素材でつくられているのですが、全体的にマット加工が施されており、外側だけでなく内部も同じような仕上げになっているため、どこから見ても高級感があります。 また、ケース上部はまるで金属のような、チタンのような仕上げになっていて若干ひんやり感があるため、他のイヤホンにはない高級感を感じることができます。
音質
EAH-AZシリーズは音質が高いことでも定評がありますが、実際にEAH-AZ80も音質は非常に高く、低音は体に響くようなずっしりとした迫力があり、高音も潰れることなく気持ちよくスッと出してくれています。 解像感についても非常に高く、ドラムを叩くときの弾くような音やギターの弦を弾く音など、細かく聴こえてきます。
個人的に音質面で一番驚いたのは、声が非常にクリアに聞こえることです。
音質の高いイヤホンはどうしても動画やWeb会議などの声が聞き取りにくいということがあり、特に動画の場合は低音によってBGMなどが強調されるなどしてバランスが悪くなるのですが、EAH-AZ80はそういったことは全くなく、AirPodsシリーズと同じくらいクリアに、違和感なく声を聞くことができます。
3台まで同時接続可能なマルチポイント
マルチポイントは、ペアリングした複数のデバイスに同時に接続して、音楽や動画などの再生を開始したデバイスに自動で切り替えるといった機能で、接続するデバイスが複数台ある方にとっては必須とも言える機能なのですが、従来のマルチポイントでは最大2台までの同時接続に対応していたのに対し、EAH-AZ80は業界初で最大3台まで同時接続が可能になりました。
僕は、この同時接続の面からAirPods Proを使い続けていて他のイヤホンに切り替えることができず、切り替えたとしてもすぐAirPodsに戻ったりしていたのですが、EAH-AZ80ではiPhone、iPad、Macの3台に同時に接続することが可能なため非常に重宝しています。
心地の良い装着感
カナル型のイヤホンは装着感のあまりよくないものが多いですが、EAH-AZ80はAirPods Proを超えると言っても過言ではないほど装着感が良く、耳にフィットするのはもちろん、長時間装着していても耳が疲れたり痛くなったりすることはありません。
また、大きすぎて耳から落ちるといったこともなくしっかりとホールドしてくれます。
操作のカスタマイズ性
ワイヤレスイヤホンは、再生一時停止、音量などの操作を自分で割り当てることができるというものが多いですが、ほとんどの場合、完全に自由に割り当てることができるというわけではなく、例えばダブルタップに音量の増減を割り当てるとトリプルタップにも音量の増減が強制的に割り当てられるというような感じになっていることがあります。 しかし、EAH-AZ80の場合はそういった制限はなく、音量の増減に関しても完全個別に割り当てることができます。
悪かった点
個人的にはすごく気に入っているイヤホンですが、あまり良くないなと感じた部分もあるため正直にレビューしておきたいと思います。
操作性があまり良くない
良かった点でご紹介したように操作のカスタマイズ性は高いのですが、操作性自体に関してはあまり良いとは言えません。
AirPods Proは音量の変更、曲の再生一時停止、曲のスキップなど全ての操作を両方のイヤホンで行うことができ、音量の変更に関しては筒部分をスワイプするような操作方法なので非常に直感的に、かつ素早く操作することができますが、EAH-AZ80は全ての操作をイヤホン両方ですることが不可能でどちらか片方でしか操作できない項目が出てきます。 当然、何かしらの操作を割り当てずに同じ操作を両方に割り当てれば可能ではありますが、操作項目が減ってしまうのはあまり好ましくありません。
また、操作時もAirPods Proのように筒をつまむわけではなく、タップ操作になるため空ぶってしまうことがよくあります。
外部音取込みが少し不自然
これはEAH-AZ80に限らずほとんどのワイヤレスイヤホンがそうなのですが、外部音取り込みモードが全体的に篭った音で、何か機械を通しているなと思ってしまう音がします。
他のワイヤレスイヤホンに比べたらまだ自然な方ですが、AirPods Proと比較してしまうと少し残念な感じがします。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回はTechnicsのフラッグシップワイヤレスイヤホン、EAH-AZ80の使用レビューを書いてみました。
不満な点も多少はありますが、デザイン性の高さ、音質の高さなど、総合的に見て非常に満足のいくワイヤレスイヤホンとなっています。 僕自身、SONYのWFシリーズなど、様々なワイヤレスイヤホンを使ってきて、いつもはAirPods Proに戻っていましたが今回はむしろAirPods Proをほとんど使わなくなってしまうほど気に入っています。
ワイヤレスイヤホンをお探しの方や買い替えを検討中の方は是非この記事を参考にしていただけると嬉しいです。
ではまた別の記事でお会いしましょう。 Takuyaでした。